ここではローンの借り換え全般について、関心があると思われる事項を簡単にご紹介します。
事例 住宅ローンの借り換えを検討しているが、具体的にどのような手続きが必要なのだろう。 |
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解説
住宅ローンの借り換えとは、返済中の住宅ローンよりも月々の返済額や支払総額が少なくなるよう、その住宅ローンを他の銀行からの融資で完済し、新たに住宅ローンを組むことをいいます。 返済中の住宅ローンと比較して、金利が低く月々の返済の負担が軽減できそうな場合や固定金利・変動金利などを変更することでメリットがある場合などは借り換えを検討してみてもよいでしょう。
借り換えを検討する際は、まず銀行に相談に行き、どのような借り換えが有効なのか、諸費用がいくらかかるかなど試算をしてもらいます。(銀行のホームページなどで試算もできます。)諸費用は借入れ金額によって上下しますが、数十万はかかります。その内訳はローンの保証料や手数料、印紙代、登記料などがあります。
その中の登記料とは、司法書士が完済する銀行の抵当権抹消登記と新たに借り入れる銀行の抵当権設定登記を行う費用のことです。この費用は登録免許税、司法書士報酬、実費等の合計額になっています。
司法書士に借り換えをした場合の登記費用をあらかじめ計算してもらうことも可能なので、銀行選びと並行して担当する司法書士を検討してみてはいかがでしょうか。何も言わない場合は、自動的に銀行の指定する司法書士に決まってしまい、司法書士報酬は各事務所が独自で決めているという事情があります。借り換えはそもそも負担を減らそうと行う手続きであるので、諸費用の方も安く抑えられるようご検討ください。
住宅ローンの借り換えとは少しでも負担を軽くするために行うものなので、登記料等の金額を確認することも重要なことです。これらを踏まえて総合的に住宅ローンの借り換えをご検討ください。抵当権の抹消と設定は、銀行とのやりとりや準備に時間が必要なのでお早目にお問い合わせください。